子どもたちに贈りたい「高品質・高付加価値」な生き方

他人のマネではないオンリーワンの輝き…

最近、10代のお子さんを持つ親御さんや、教育関係の方とお話しする機会が増えています。そこでよく耳にするのが、「うちの子、周りと比べて自分に自信が持てないみたいで……」という悩みです。

SNSを開けば、同年代のキラキラした活躍が嫌でも目に入ってくる時代。自分には何もない、誇れるものがないと、多感な時期に自分を「安売り」してしまう子どもたちの姿に、胸が痛む思いです。

しかし、私はあえてここで、すべての子どもたち、そして支える大人たちに伝えたい。 「君たちは、まだ自分というブランドの磨き方を知らないだけなんだよ」と。

「安売り」の生き方からは、幸せは生まれない

中小企業経営において、私が一貫して主張している「禁じ手」があります。それは、安易な「価格競争(安売り)」です。資本力のある大手のマネをして、特徴のない商品を安く売っても、待っているのは疲弊と淘汰だけです。

実はこれ、人間の生き方にもそのまま当てはまります。 「みんながやっているから」「流行(ブーム)だから」という理由で、自分の個性を消して他人に合わせて生きることは、自分という存在の「安売り」に他なりません。他人のマネをしているうちは、一生「替えのきく存在」のままであり、本当の自信は芽生えないのです。+2

自分の「こだわり」と「トンガリ」を磨き上げよ

ブランディングの正体は、「高品質・高付加価値」です。そして、その付加価値の源泉は、その人にしか出せない「こだわり」や「トンガリ」にあります。

勉強が苦手でも、一つのゲームを徹底的にやり込める情熱。運動ができなくても、誰よりも優しく他人の痛みに寄り添える心。これらはすべて、立派な「独自のウリ(USP)」になる可能性を秘めています

大切なのは、流行に翻弄されず、自分の内側にある小さな「好き」や「こだわり」を、徹底的にトンガらせることです。万人受けを狙う必要はありません。一人の人(あるいは一社)から、「あなただからお願いしたい」と熱烈に選ばれる。そんな「高品質な人間力」を磨くことこそが、本当のブランディングなのです